８才の孫
夫の症状は少しづつ進行して、突然機嫌が悪くなったり、怒り出したり。
３年生の孫には病気と教えられていても、大人の我儘に見えるみたい。
そんなある日、台所にいる私のところへやって来て、
「ばあちゃんは、じいちゃんのこと好き？嫌い？」と聞く。
「大好きだよ。だってね、病気になるまではパパみたいに
頑張ってお仕事をして、ドライブにも連れて行ってくれるし、
すっごく優しいじいちゃんだったもの」と答えると、
「ふ～ん、そうか、ばあちゃんは今、恩返ししてるんだね」と納得顔。
「時々じいちゃんが怒っても病気だからボクなんとも思わないよ」と、
優しいことを言ってくれる。
夫も孫には特別みたい。
何か気にいらなくて怒っていても、孫から「じいちゃん、ボール投げしよう」と
笑いかけられると途端に表情が優しくなって「うん、やろう」とご機嫌になる。
散歩
１月にしては暖かく気持ちの良い日。
コーヒーとクッキーを持って近くの道後公園に出かけた。
夫はカメラで水辺や木々を撮りまくっている。
私は時々目で追いながら 本を読んでいたが、つい夢中になってしまい、
気がつけばどこにも夫の姿が見えない。
幸いセンサーを持たせていたので福祉センターに電話をして探して貰った。
何もかも忘れてしまってると思っていたのに
ひとりで家に帰り鍵がなくて 立ち往生してた。
慌ててる私に「どこに行ってた？」とケロリとしてる。 やれやれ・・・
クリスマスイヴ
今日はデイサービスでもクリスマス会をするそうです。
夫と玄関でお迎えを待っていると、
赤い車にサンタの帽子をかぶったスタッフのＡさん。
いつも笑顔がチャーミングです。
私まですっかりクリスマス気分になりました。
冬に読みたい
